フレッシュ Fresh
水・グリーン・マリンを思わせる清涼感のある香り。軽やかで万人に好まれる。
フレッシュ(Fresh / Aquatic)とは
フレッシュは、水・海・雨上がりの空気・洗いたてのリネンなど、透明感と清涼感を主軸にした比較的新しい香調である。特に海や水のイメージを強く打ち出したものは「アクアティック」と呼ばれ、1990年代以降のメンズ香水を席巻した現代的なファミリーとなっている。
歴史・起源
フレッシュ/アクアティック香水の転換点は、1988年にDavidoffが発表した「Cool Water」(Pierre Bourdon調香)である。この一本によってCalone(カロン)に代表される「マリンノート」の合成香料が本格的に導入され、それまで存在しなかった「海の香水」というジャンルが確立された。
代表的なノート・構成原料
合成香料カロン(メチルベンゾジオキセパン)が中核を担い、ヘディオン、シトラス類、ミント、キュウリ、メロン、そして塩気を暗示するアンバーグリス系合成香料が組み合わされる。
シーン・イメージ
夏、朝、スポーツ、清潔なリネンの上——フレッシュが真価を発揮するのはそうした場面である。映画では若さと爽やかさを象徴する香り、あるいは海辺の恋愛シーンの記憶として選ばれる傾向がある。
他ノートとの違い
シトラスと似た清涼感を持つが、シトラスが「果皮の油分」を核とするのに対し、フレッシュは「水と空気そのもの」を合成香料で描く。より現代的で、より抽象的な涼しさが特徴となる。
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