アロマティック Aromatic
ハーブやセージ、ラベンダーなどの清涼でハーバルな香り。クリーンで現代的。
アロマティック(Aromatic / Herbal)とは
アロマティックは、ラベンダー、ローズマリー、セージ、バジル、タイム、ミントといった芳香性ハーブを主軸とする香調である。ハーバル、地中海系とも呼ばれ、清涼感と苦みを兼ね備えた大人びた表情が特徴となる。単独のファミリーというよりフゼアやシプレの支流として発展してきた経緯を持つ。
歴史・起源
芳香ハーブの香料利用は古代地中海文明に遡り、ラベンダー水やローズマリーを用いた香油の歴史は数千年に及ぶ。近代香水では、フゼア系の中心成分としてラベンダーが基幹的役割を担い、20世紀後半以降、ハーブそのものを主役にした「アロマティック・フゼア」が男性香の一大潮流を形成した。
代表的なノート・構成原料
ラベンダー、ローズマリー、セージ、クラリセージ、バジル、タイム、ミント、ヨモギ、アニスなどが中核となる。ここに柑橘のトップと木質・樹脂のベースを重ねる構造が定型である。
シーン・イメージ
朝の身支度、スパ、清潔感を求めるビジネスの場——アロマティックが映えるのはそうした場面である。ハーブの持つ薬草的な清涼感が、香水全体に落ち着きと知性を与える。
他ノートとの違い
フゼアとほぼ重なる部分があるが、フゼアがクマリンとオークモスを含む定型構造を指すのに対し、アロマティックはハーブそのものが主役として前面に出る点で区別される。シトラスやフレッシュとは、清涼感の源が「柑橘」でも「水」でもなく「乾いた芳香ハーブ」である点が異なる。
Dior Sauvage
広大な荒野をイメージした、ベルガモットとアンブロキサンの鮮烈な対比。2010年代を代表するメンズフレグランス。
Jo Malone Wood Sage & Sea Salt
海辺の崖と潮風を描いた、ミニマルでクリーンなアロマティック。重ね付け(レイヤリング)の自由度が高い。
Yves Saint Laurent Pour Homme
1971年、イヴ・サンローラン本人の時代に生まれたメゾン初のメンズフレグランス。シトラスとラベンダー、ウッドが端正に重なるクラシ…
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